これからの日本教育について
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こんにちは!私は、現役の小学校教員をしています
これからの日本教育について考えてみました[/voice]
[box class="blue_box" title="✔︎結論から申し上げますと"]
今の教育のままでは危険
大切なことを把握して学級経営しよう
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これからの教育が何を求めているのか
自分の主張で発信するのではなく
文部科学省から発信されている資料を基に説明していきます
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1 今、子供たちに必要な学力は?
(1)新しい時代と社会に開かれた教育課程 将来の変化を予測することが困難な時代(※1)を前に、子供たちには、現在と未来に向けて、自らの人生をどのように拓(ひら)いていくことが求められているのか。また、自らの生涯を生き抜く力を培っていくことが問われる中、新しい時代を生きる子供たちに、学校教育は何を準備しなければならないのか。
これが文部科学省から通達されているものです
その中で重要な部分を更に引用していきます
(全て知りたい人は、最後にリンクを貼っています)
新たな学校文化の形成 ・予測できない未来に対応するためには、社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である。 ・そのためには、教育を通じて、解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解ける力を育むだけでは不十分である。これからの子供たちには、社会の加速度的な変化の中でも、社会的・職業的に自立した人間として、伝統や文化に立脚し、高い志と意欲を持って、蓄積された知識を礎としながら、膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し、自ら問いを立ててその解決を目指し、他者と協働(※4)しながら新たな価値を生み出していくことが求められる。学校の場においては、子供たち一人一人の可能性を伸ばし、新しい時代に求められる資質・能力を確実に育成していくことや、そのために求められる学校の在り方を不断に探究する文化を形成していくことが、より一層重要になる。
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新たな学校教育がどのような力を育てようとしているのか。
「主体性」「創造性」「協調性」の3点を考えました
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授業において、子供たちが自ら課題をみつけられる内容になっているのか、
それを話し合って解決できるのか。
今の時代は再現性などの教わったことを正しく発揮する能力ではなく、
学んだことをどのように自分なりに工夫して学習するのかが重要だということです。
また、宿題においても決まった課題を出していませんか。
漢字・計算・音読のような決まった学習では創造性はつきません。
読み・書き・話す力ももちろん大事ですが、更に創造性をプラスαしないといけません
自主学習はそういう意味ではよい取り組みだと感じます
2 学校はどう変革していくのか?
「学校」の意義 ・学校とは、社会への準備段階であると同時に、学校そのものが、子供たちや教職員、保護者、地域の人々などから構成される一つの社会でもある。子供たちは、学校も含めた社会の中で、生まれ育った環境に関わらず、また、障害の有無に関わらず、様々な人と関わりながら学び、その学びを通じて、自分の存在が認められることや、自分の活動によって何かを変えたり、社会をよりよくしたりできることなどの実感を持つことができる。 ・このように考えると、子供たちに、新しい時代を切り拓(ひら)いていくために必要な資質・能力を育むためには、学校が社会や世界と接点を持ちつつ、多様な人々とつながりを保ちながら学ぶことのできる、開かれた環境となることが不可欠である。 ・このように、学校は、今を生きる子供たちにとって、現実の社会との関わりの中で、毎日の生活を築き上げていく場であるとともに、未来の社会に向けた準備段階としての場でもある。日々の豊かな生活を通して、未来の創造を目指す。そのための学校の在り方を探究し、新しい学校生活の姿と、求められる教育や授業の姿を描き、教科等の在り方を探究していく。この俯瞰(ふかん)的かつ総合的な視点を大切にしたいと考えている。
多種多様な人と交流することの大切さが述べられています
学級においては、係活動で仲間に企画を発信していくことなど
授業では交流学習を積極的に取り入れることなど
得意な子は苦手な子に寄り添ってあげる、
苦手な子は得意な子の話を聞いて学ぶ姿勢を作る
(得意・不得意は勉強に限らず)
とても簡単に書きましたが、
このように他者を理解する心を教育する必要があります
3 教員に必要な力は?
社会に開かれた教育課程 これからの教育課程には、社会の変化に目を向け、教育が普遍的に目指す根幹を堅持しつつ、社会の変化を柔軟に受け止めていく「社会に開かれた教育課程」としての役割が期待されている。 このような「社会に開かれた教育課程」としては、次の点が重要になる。 1.社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと。 2.これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、自らの人生を切り拓(ひら)いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程において明確化し育んでいくこと。 3.教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること ・さらに、こうした教育課程の理念を具体化するためには、学習・指導方法や評価の在り方と一貫性を持って議論し改善していくことが必要である。
教員はいそがしい職業ですが
社会の情勢を把握して子供たちに還元すること
社会の流れを先読みして子供たちの必要な能力を考えること
そのためには、地域の人や施設と連携しようということ
従来通りでは、いつか限界がきます
正直、きているのが現状・・・
教員に足りていないことは、チャレンジ精神だと思います
働いていて失敗をおそれて、改革をしない人がほとんどです
でも
本当に子供たちの未来を奪っていると言っても過言ではありません
少々の失敗は容認してもらえると思いますので
教材研究も大事ですが
学んだ知識を自己発信していくようになりましょう
4 世界から見た日本教育とは?
世界をリードする役割 本「論点整理」の姿勢は、上記のような総合的な視野からのカリキュラム改革を目指すものである。こうした改革は国際的な注目も集めているところであり、例えば、OECDとの間で実施された政策対話(※7)の中では、学力向上を着実に図りつつ、新しい時代に求められる資質・能力の向上という次の段階に進もうとしている日本の改革が高く評価されるとともに、その政策対話等の成果をもとに、2030年の教育の在り方を国際的に議論していくための新しいプロジェクトが立ち上げられたところである(※8)。こうした枠組みの中でも、日本の改革は、もはや諸外国へのキャッチアップではなく、世界をリードする役割を期待されている。 日本の子供たちの学びを支え、世界の子供たちの学びを後押しする このように、教育の将来像を描くに当たって一つの目標となる2030年の社会の在り方を見据えながら、その先も見通した初等中等教育の在り方を示し、日本の子供たちの学びを支えるとともに、世界の子供たちの学びを後押しするものとすることが、今回の改訂に課せられた使命である。 文部科学省 2030年の社会と子供たちの未来より
正直、今の日本の教育は後進国だと思います
ただ、日本人のような協調性の姿勢があれば、追いついていけると思います
そのために、学校が変わらなくてはならない
いくつかの県では積極的にICTやプログラミング、自主学習が行われています
ですが、担任の力量や考え方で大きな差が出ていることも確かであります
5 まとめ
今回は、資料を引用しながら説明しました
私もまだまだ経験の浅い教師です
ただ、社会の情勢を知ることなどは誰でもできると思います
こんな力をつけさせたいからどうしらいいのか
先輩に相談すると知恵をくれると思います
現状に満足せず、まずは教師が学習する必要があると思います