AVRIL22の日記

新しい時代の教育

【重要】体育学習の流れ

数年前、プロ選手として活動していました

そこで、体の使い方やトレーニングの仕方、柔軟性などたくさんのことを学びました。

それを強みとして教員として働いています

 

そこで、今回は私の考える大まかな体育学習(小学校)について

説明していきたいと思います

 

〜流れ〜

順番① 学習の準備

各チーム毎に役割をふり、全員が仕事を行います

もちろん、早く終われば他のチームの手伝いをします

みんなで早く済ませた方が時間が長く取れるので・・・

 

順番② 準備運動

遊びをメインに行います

お手玉・おにごっこ・しっぽとり・けんけんでふえおになど)

新体力テストの実態をふまえたり学習単元に合わせたりして柔軟に取り組みます

新体力テストの結果から分かること①

新体力テストの結果から分かること②

 

〜気をつけていること〜

よく見かける子供が前に出てきてする整理体操は△

子供同士の引っ張りあっての柔軟体操△

(体操などの首回りはしっかり行いますが・・・)

静的ストレッチをするよりかは動的ストレッチをした方がよい

遊びの感覚が大人になってスポーツを始める時にかなり重要です

力加減や力の出し方など全て「遊び」から始まります

 

順番③ 単元の学習(ゲーム系の単元)

その単元によって、大きく変わることがありますが・・・

今回はゲーム中心の場合を取り上げます

 

はじめ ゲーム1

すぐにゲームを行います

◎子供たちも早くやってみたいと思っているので、新鮮な状態ですぐにスタート

 

   話し合い&練習

1試合目の結果を受けて、チームのよかったところ、改善しないといけないところを考えます

そして、必要な練習を自分たちで考えて、本日のめあてを決めます

(各チームでめあてがちがってもよい)

◎この時、得意な子の一方通行の話し合いになっていないか確認する

時には、キャプテンをつける

◎話し合いに時間がとられてばかりだともったいない

体を動かしながら話し合う方が効果的

 

おわり ゲーム2

練習をふまえてゲームを行う

◎勝敗は大事ではない

チームで考えためあてが達成できるようにする

 

順番④ 振り返りシートを記入

チームのよかったところ(相手のチームも)を具体的に書く

自分が以前よりも成長できたことや自分なりのコツを書く

◎よかったものは、次回の最初にみんなの前で話す

そうすることで、よい部分を探し出してチーム、クラスの仲が深まる

 

順番⑤ 片付け

準備と同様、自分たちで片付ける

 

〜大切にしていること〜

◎子供たち同士の関わりを増やす

「やったー。」などよいプレーはハイタッチをしたりミスをしたときには「どんまい」などの声かけをする

 

◎運動することが好きと思えるようにする

全員が決めるとボーナス点や話し合う中で意思表示をしてみんなでがんばり活躍できるようにする

 

◎「できた!」という達成感を味わう

少しがんばると達成できるような工夫を教師がもってあげる

 

余談です・・・

キャプテンを毎回作る必要はないと思います

私の場合は、「ここぞ」という時には、キャプテンを作ります

でも、子供たちには必ず

「運動の得意不得意で決めません」と話します

当たり前かもしれませんが、

子供は心の中で

「私が立候補したところで・・・」

と思っている子が多くいます

そんな子にもチャンスがあるように

キャプテンを立候補するときには熱意をみんなに伝えて投票で決めます

以前、おとなしい子がキャプテンになり、その後積極的になったのは正直驚きました

もちろん、熱意をかわれたキャプテンにはチーム決めも行なってもらいます

賛否両論ありますが、子供たち同士でチームを決めることで

その後の学級での関わり方も変わります

意外と子供たちはよく見ています

この子とこの子をくっつけたらふざけるなーとか

この子は賢いからアドバイスをたくさんくれるねとか

自分が思っている以上のチーム編成をもってきます

是非取り組んでみてください!

 

簡単に大まかな流れを書いてみました。

単元によって多種多様ですので

細かいことはまた載せていきたいと思います

よろしくお願いします!!