AVRIL22の日記

新しい時代の教育

新体力テストの結果から分かること①

誰もがやったことがある、新体力テスト!!

でも実際にこの結果を受け止めている人は少ない。

今回はその結果をみてどうすればよいかお話します。

 

結論から話すと、

新体力テストの結果を受け止めて、体育やお家で活かそう!

 

例年1学期に各学校で実施されます。

全8種目あります。

1 握力

2 上体起こし

3 長座体前屈

4 反復横とび

5 持久走及び20mシャトルラン(小20mシャトルラン)

6 50m走

7 立ち幅跳び

8 ハンドボール投げ(小ソフトボール投げ)

実施要綱

https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/stamina/03040901.htm

平均値一覧

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/houdou/__icsFiles/afieldfile/2009/10/13/1285568_1.pdf

 

少しデータが古いですが、

小・中学生の男女において

中学生男子の50m走・ハンドボールを除き

昔(1964年)より低い状態にあります。

ただ、新体力テストに移行してからの結果をみると

小学生女子の立ち幅跳びが減少傾向にあるものの

全体的に緩やかな向上傾向になっている現状です。

(特に中学校女子の向上傾向が強く見られる)

https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kodomo/zencyo/1321132.htm

 


 

ポイントをおさえながら説明していきます。

 

1 握力

体力項目  筋力(大きな力を出す能力)

運動特性  力強さ

 

〜向上させる取り組み〜

・ぞうきんしぼり

・窓やかべをふく

・柔らかいスポンジボールを握りつぶことを繰り返す

・よく100均などで売られている握力グリップや指の力を強くするグッズを使う

・下のような重いボールを使う(高校生向けです)

 

2 上体起こし

体力項目  筋力(大きな力を出す能力)

筋持久力(筋力を持続する能力)

運動特性  力強さ・粘り強さ

 

〜向上させる取り組み〜

・バリエーションの多い腹筋を行う

たくさんの腹筋群を鍛えることで、筋力向上につながります。

蹴ったり投げたりするには下腹部の腹筋が大切であったり、

以前パルクールのおすすめ記事で紹介したように

体幹を使って自分の感覚を体で覚えることも重要です。

わすれずに背筋も行ってくださいね。(同じ量しなくてもよいです)

でないと、

お腹がでてきちゃいますwww

 

3 長座体前屈

体力項目  柔軟性(大きく関節を動かす能力)

運動特性  体の柔らかさ

 

〜向上させる取り組み〜

・ストレッチ(ヨガ)

(特に走った後に伸ばすと柔らかくなります)

運動前より運動後の方がよく効きますし、翌日の疲労も変わります。

寝る前にα波の聞く音楽を流すのも効果的。

骨院などに通う

意外とされていないのがこれです!!

自分のどこが硬いのか、どうすれば柔らかくなるのか

プロの目線で教えていただくことが

自分の体をよく知れて最良の方法だと思います。

プロアスリートも必ず行きつけがあるので、子供のうちから自分の体を知ることは大切だと思います。

 

4 反復横とび

体力項目  敏捷性(すばやく動作を繰り返す能力)

運動特性  すばやさ・タイミングのよさ

 

〜向上させる取り組み〜

・縄跳び

前跳びでも二重跳びでも跳ぶことを習慣化させよう。

私は、プロ選手を目指していて、

大学生の頃毎日二重跳びを500回は必ずしていました。

全身運動で体に良いですし、できるなら足の接地時間を縮めて跳んでみよう。

・リズムに合わせて跳ぶ

小学生向けになりますが、

音楽(パプリカなど)に合わせて、

トン・トン・ト・トーンのように跳ぶことです。

ターンを使って応用することもできます。

 

今回は、新体力テストの種目と

握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳びについて

向上させる取り組みを書きました。

次回は、

持久走及び20mシャトルラン(小は20mシャトルラン)・50m走

立ち幅跳びハンドボール投げ(小はソフトボール投げ)を取り上げます。

何か分からないことがあればご質問ください。