新体力テストの結果から分かること②
前回の続き・・・
5 持久走及び20mシャトルラン
運動能力 走能力
体力項目 全身持久力(運動を持続する能力)
運動特性 ねばり強さ
〜向上させる取り組み〜
・ランニング
特に中学生の間はランニングをしっかりと行うことで
心肺機能が一番強くなるそうです。
全身運動ですので
全ての競技の基礎にもつながります。
授業やお家で、たくさん走る習慣をつけていきたいですね。
6 50m走
運動能力 走能力
体力項目 スピード(すばやく移動する能力)
運動特性 すばやさ・力強さ
〜向上させる取り組み〜
・坂ダッシュ
距離は遠くとらなくてもよいが、ダッシュの負荷をかけていくことが大切。
爆発的な力を出していきたい。
坂で負荷をかけたり20〜30mと短く距離をとってキレをさらに出したり
くふうする必要がある。
*走るバリエーションはまた今度書きたいと思います。
7 立ち幅跳び
運動能力 跳躍能力
体力項目 瞬発力(すばやく動き出す能力)
運動特性 力強さ・タイミングの良さ
〜向上させる取り組み〜
・バウンディング
ジャンプ系は練習しないと本当に伸びないと聞いたことがあります。
おすすめは、5歩ジャンプ(片足ずつ交互に)や
ボックスジャンプです。
体を大きく使って跳ばないと遠くに跳べないことや
高く跳ぶことができないので、向上するためにも
日々の取り組みが必要になります。
また、ジャンプ系の練習は必ず体が1番元気なときに行いましょう。
運動能力 投球能力
体力項目 巧緻性(運動を調整する能力)
瞬発力(すばやく動き出す能力)
運動特性 ねばり強さ
〜向上させる取り組み〜
・シャドーピッチング
タオルを用いて投球動作の練習をする。
・やり投げ
最近はやり投げの棒みたいなのが購入できます。
それを用いて遠くに飛ばす練習もよいと思います。
*強いボールを投げることと遠くに飛ばすことに相関性はないそうです。
以上、新体力テストの結果を受けて、向上するために必要な取り組みを紹介させていただきました。
最後に、重要なことをお話します。
【重要①】
新体力テストの結果において、子供の成績に注意してほしいことがあります。
それは、身長と体重も考慮することです。
子供1人1人体格が違います。
成長スピードがかなり違います。自分の子・学級の子を
その学年の平均で判断することはかわいそうです。
実際には、小6だけど体格的には中2、小4くらい。
という子もたくさんいます。
そういう場合は、その学年の平均をみてあげることで、
「実は素晴らしい数値だったんだね。」や
「もっとここを取り組もうか。」と
考えてあげて欲しいです。
参考
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h17gaiyou/html/table/tb01.html
【重要②】
数値を見ると、ここを取り組まないといけないなと思うはずです。
ですが、
上体起こしが弱いからといって、それだけを取り組むと
必ず体のバランスが崩れて、他が低下していきます。
そうならないように、
少し負荷をかけながら走る
反対で投げたり、蹴ったりする
少し重たいボールを投げる など
いろんなことを組み合わせて練習してください。
全身運動である50m走・ソフトボール投げの記録は
特に意識してみてください。
新体力テストをまとめていく中で、
もっと、こんな方法も書きたいと思ってしまいました。
また、今後も書いていきたいと思います。
何かこんなことで悩んでいるとかあれば、
お答えしていきたいと思います。