【2020年版!】小学校教員が考える熱中症対策
[word_balloon id="5" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]こんにちは!naoblogです[/word_balloon]
いよいよ2学期が始まり
暑さと戦っている小学校も多いと思います
そこで、熱中症対策をどの学校も採られていると思います
授業や体育、登下校など熱中症になる場所は多くあります
安全に!学校に児童を迎えるためにも
今の時期は熱中症対策がとても大切になります
私が調べたり経験したりしたことをまとめましたので
参考になれば嬉しいです
[box class="pink_box" title="✔︎この記事からわかること"]
・熱中症についてわかる
・熱中症対策がわかる
・熱中症対策に必要なアイテムがわかる
・洋服や体操着の着こなし方がわかる
[/box]
1 熱中症とは
*参考サイト
https://www.ajha.or.jp/guide/23.html
1-1 熱中症の症状
Ⅰ 応急処置で対応できる軽症
立ちくらみ・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗
Ⅱ 病院への搬送を必要とする中等症
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
Ⅲ 入院して集中治療の必要性のある重症
意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温
夏休み明けですので
子供の体調の変化をこまめに確認してあげましょう!!
すぐに教えてくれる子はいいですが中には黙っている子もいます
注意して子供の動きを見てあげましょう
1-2 熱中症が起こりやすい場所
[box class="yellow_box" title="✔︎熱中症が起こりやすい場所"]
・気温が高い、湿度が高い
・風が弱い、日差しが強い
・照り返しが強い
・急に暑くなる
[/box]
気温だけでなく湿度も考える必要があります
ご存知の方も多いと思いますが
WBGT計を用いて体育学習や休み時間の遊びができるか確認しましょう
必ず体育館は窓を開けて換気しておくように!
1-3 応急処置の例
*参考サイト
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/first-aid/
*水分補給は本人が自力で摂取できる場合のみ
夏休み明けでなにかあっては遅いですから
何もないようにできる限りの対策をしっかりと考えよう
2 熱中症を避ける賢い方法
2-1 体力
夏休み中は、日差しを浴びず過ごしやすい部屋にいたはずですので
外の暑さにびっくりする子もいるかと思います
日中の活動が少なく睡眠時間が不規則になっていたり
栄養バランスが偏ったりしていて体力低下が起こってる可能性もあります
その劣っている状態でいつも通りの体育学習をするのは危険です
まずはゆっくりと体を動かす程度にしましょう
小学生の場合、休校明けは軽めの有酸素運動や少し頭を使った遊びだと面白いかもしれませんね
2-2 水分補給
〜水分補給の仕方〜
・1回の摂取量・・・200〜250mL
・運動中に適した飲料・・・水分・塩分・糖分が含まれる飲料
◎水・スポーツドリンク(1.5〜2倍にうすめる)
△お茶には塩分がなくカフェインが含まれているためNG
・適正な温度・・・10℃くらいのもの
*参考サイト
https://www.hivelocity.co.jp/blog/31588/
夏休み明けの学校(体育学習)で水分補給をする場合は、水になりますかね
お家からはスポーツドリンクを持参している場合はそれを飲ませてあげましょう
スポーツドリンクだけですと糖分が多くなりますので
お茶とスポーツドリンクを両方持たせてあげるようにしましょう
15分毎の水分補給を心がけて安全に過ごします
2-3 服装
[box class="yellow_box" title="✔︎快適な服装"]
・綿や麻の素材
・インナーを着用した方が空気の層ができ熱気を遮断してくれる
[/box]
よく忘れがちなインナーですが
体操服の下には必ず着用させるように徹底しましょう
もちろん、教員もね!
3 熱中症を防ぐ!おすすめのアイテム5選
3-1 大きな水筒
1番大切な飲料を確保することです
スポーツドリンクを水で薄めたもの、麦茶、水
飲むものは何でもよいと思いますが
学校で足りなくなった!ということがないように
大きな水筒を用意してあげることが大切です
小学校では、子供たちはよく運動場で遊んだり
体育の学習や他の教科でも外に行ったりすることが頻繁にあります
特に、体育の学習では運動前後と15分間隔で
水分を摂るように言われていますので
大きな水筒があると便利です
3-2 冷却タオル
このような首に巻くようなひんやりしたタオルです
水で濡らすと比較的長時間冷たくなります
そのため、登下校の際に使うとおすすめです
小学校では、エアコンが設置されていますが
登下校も心配です、特に家までが長い子は・・・
昨年度、うちの学校ではエアコンが故障してしまい
みんな冷却タオルを首に巻きながら授業を行なっていました
冷却タオルのおかげか、熱中症で帰るような子は
例年とあまり変わらないぐらいの人数でした
子供たちが「暑い!」と思っていると、心配ですので
そう思わせないような涼しい状態にしておくことが
必要ですので、1つあっても便利かなと思います
3-3 日焼け止め
学校で使用するのは許可が必要だと思いますが
家を出るときに、日焼け止めを塗ってあげることも大切だと思います
顔や肌が赤くなることも防げることも大事だと思います
もし、小学校で持参してもよいというお知らせが来た際には
スティックタイプがおすすめだと思います
3-4 塩分タブレット
こちらも学校の許可が必要だと思います
ただし、小学校の登下校に友達にばれないように
口に含むことはできると思いますので
ランドセルにあってもよいかなと考えます
特に、すぐに家に帰らず児童館や塾などに行く場合は
疲れて塩分が不足していることも考えられますのであった方が便利です
私は、野球をやっていましたが
炎天下の中、お守りのようにして塩分タブレットを常駐させていました
そのおかげで、練習や試合でもあまりばてずに過ごせました
たくさんの種類を試しましたが、ウィダーの塩分タブレットが1番効果を感じました
3-5 良質な睡眠
十分な睡眠を確保してあげましょう
最近の子は、習い事が多く疲れているような子が多いなと
先生をしていても感じます
お家の方が一緒に早く寝てあげることで
子供も自然と眠りにつくと思います
健康な体でないと
すぐに熱中症にもなりかねませんので
良質な睡眠(だいたい22時には寝る)を心がけて欲しいです
4 およそ4℃ちがう?体操着イン
4-1 体操着インをした場合の温度
いろんなサイトをググったのですが
およそ4度体温が変わることがわかりました
体操着だけでなく私服でも同様でしたので
この時期はなるべくインせずに外で運動をした方がよいことがわかりました
参考:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6369267
4-2 注意が必要な体育学習の快適な過ごし方
4-2-1 体操着イン
体操着をインする1番の理由は
ケガの防止だと考えます
どこかに引っかかってこけてケガしたり
誰かに引っ張られて痛めたりする可能性がゼロとは言い難いです
体育の時は夢中になることが多いので
接触プレーやハードルなどの器具に引っかかる可能性がある場合は
体操着をインすることをおすすめします
4-2-2 体操着をアウト
体操着をインする必要がない場合は
暑いので体操着を出して活動しましょう
ぶつかったり引っかけたりする心配がないときは
4度も異なるので積極的に出した方がよいと考えます
4-3 効果的に着こなそう
体操着も私服も夏の時期は暑いので
基本は出してもいいよ!と指導する方がよいと思われます
最近はいろんな実験結果が出ていて
保護者の方が詳しい場合があります
学校の古い考え方に固執するのではなく
いいと思ったことには積極的に改革した方が子供のためになると考えます
ただし、安全第一ですので
時と場合を先生が見極めて発信するようにしましょう
子供たちが自然と考えて
着こなしができると1番嬉しいですね
5 まとめ
熱中症対策において
各小学校が工夫を凝らしています
例えば
ミストを作ったりテントを張ったり
運動場に水飲み場を立てたりなど・・・
子供が快適に過ごせるような工夫を考えて
学級や学校を経営していくことが先生の役割でもあります
まだまだ暑さが続き行事も縮小されていますので
しんどい日々が続くかもしれませんが
子供たちのためにアイデアを広げていけたらいいなと思います